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Author:uemabu
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うえだ まなぶ

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e-mail alohaheaven@maia.eonet.ne.jp
 
(関西エリアのみの対応とさせて頂いております)

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地域性(続編)

05 30, 2014 | 出来事

前回のブログで書いた「地域性」が小さな反響を呼び

地域性続編を書きます。

長田での庭作りのお仕事は、ご近所の方達と友達になれたのもつかの間で、

無事お客さんのもとへ引き渡されました。

taaoritei

takamori2

ここら辺の地域では、ここまで緑が多い家も少ないようで、通りがかりのおじさんに

「オアシスやな。これは、オアシスや。」と勝手にオアシスと認定されました。

僕も、自分の作った庭で昼飯の弁当を食べながら心のどこかでオアシスを感じて

いたので嬉しい限りです。

さて、地域性続編は、明石市の現場。

くら

ご近所は、まだこのような古い蔵がのこている場所。

大通りから1本中へ入ると畑などある静かな町でした。

そういう場所なので、現場の前を通る人はある程度決まっていて

たちまち顔見知りになります。

この場所も年配の方が多いせいか、長田ほど話掛けられないですが

比較的アットホーム。

特に、植栽をした途端おばあちゃん達のアイドルになっていました。

3人連れのおばあちゃんなんて、ボディータッチしてきて

この方達がもう40歳くらい若かったらな~なんて思ったりして。

あと、いつも上下が白の洋服を着て現れるオシャレなおじさんは、

いつもニコニコで「お洒落な庭やな~」って言ってくれますが

僕からしたら、おじさんの方が数段お洒落!!

上下白でオシャレに着こなせるのは、イタリア人か

本田(サッカー)かおじさんだけやで!って感じです。

そんな年配の方が比較的多いこの場所で、僕は悩んでいました。

建物は、チャコールグレーの濃い色で、中庭があり、屋根は軒なしの

シャープなラインを活かしたいわゆるモダンデザイン。

建物の設計士は友人なので言えますが、かなりのくせ者。

普通に作るのは許されないはず。

お客様は、僕を信じてくださって完全にお任せ。

問題は、前面道路に面する中庭の目隠し壁を何で、どんな感じで作るか。

一見建物は、モダンで黒っぽい感じなので普通に解釈し、コーディネート

したら、ベストは、RCの打ちっぱなしか、型枠を杉板にして木目を出す仕上げか、

又は、アルミの角材を連続して並べたルーバーなどが、よりモダンさを際立たせ

かっこいい仕上りになると思う。

でも、その感じをとる選択肢は僕にはありませんでした。

なぜなら、設計士はくせ者だから。

そんな設計士を好きで仕方ないお客さんもきっとくせ者。

その期待に応えたい。

無言のプレッシャーはありました。

そして何よりこの地域の雰囲気がこれ以上無機質な壁を作る

のは止めておこうと言っている気がしました。

自分で言うのはなんですが、僕らしい壁。(温かい壁(笑))

植物が映える壁。

経年変化であせた感じがかっこよく見える壁。

腰の曲がったおばあちゃんが背筋を伸ばし見上げたくなる壁。

話題となる壁。

そんな壁を作りたいと。。。

原田邸1

水色の壁と外壁

写真ではわかりにくいですが、杉板貼りなんです。

中庭には、茶褐色の幹がかっこいいサルスベリを植えて

デッキ材もレッドシダーであえて無塗装のまま。

中庭から水色の壁

そして、壁色は水色。

水色の壁に新緑の葉が映える。

さらに、水色を活かす為に門柱は補色の黄色にしました。

原田邸門柱

門柱と合わせて、白い花、黄色の花を周りに植栽しました。

水色の壁には、黄色の花が咲くつる性のモッコウバラが誘引されています。

壁をモッコウバラが壁を覆った時、仲良し3人組のおばあちゃんは、テンション上

がって40歳若返るだろうし、腰の曲がったおばあちゃんは、直立になるだろうし、

上下白のおじさんは、上下水色の服に変わるだろうと想像します。

原田邸2

余談ですが、僕が普通はあまり使われない水色の壁にしようと決めた経緯を

話します。

木目が出るように板を貼った壁にすることは、早い段階で決まったのですが

色に関しては最後まで悩んでいました。

僕の事務所の倉庫に行った時、普段何気なく使っている自分で作ったドアに

目をやると、黒いドアに取っ手周りだけ水色でアクセントをつけている所があり

そこは、密かに僕が気に入っている部分でもある。

ドアのアクセント

見た瞬間「この色やな」と自分では腹をくくりました。

くせ者設計士にはまだ話してない、話さず突き進むか迷ったのですが

一応確認をとることにしました。

すると、くせ者設計士が思わぬ言葉を口にしました。

くせ者設計士も、やはりシャープに無機質に仕上がる事を嫌っていて

「はなうたのテイストでやって欲しい」

「水色なんてどう?」

と、僕と同じ水色を想像していたなんてびっくり!!しかもかなり前向き!!!

そういうことで、水色に決定。

僕的には、水色と外壁の黒っぽい色だけでまとめるは難しいと判断したので

小さなアクセントに門柱を利用しようと考えました。

そこに黄色を入れることで、水色の壁が生きてくると思い門柱も

H鋼で作ってもらいました。

グレーの亜鉛メッキ仕上げや、黒色の仕上げも考えたのですが

門柱本体は黄色、字体は白で決めました。

ここにH鋼のシャープな固さを入れることが、僕には重要でシャープな中に

作家さんの味のある表札が取りつくことで、バランスが取れる、

そう思いました。

結果、お客様、くせ者設計士さんにはかなり喜んで頂けました。

普段からそんな事を考えながら庭作りしていますが、今回は特に

長々と書いたなぁ。。。



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